還暦過ぎコピーライターの怪顧録。

今日まで、見たこと、聞いたこと、感じたこと。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

私の『好きなコピー』と『嫌いじゃないコピー』。

私は80年代の“コピーライターブーム”に、奇跡的に広告業界に紛れ込むことができ、今もコピーを書いています。残念ながら、私自身は「あのコピーは××さんの作品」と言われるほど、有名なコピーライターにはなれませんでしたが、地道に仕事をこなし、幾つかの…

今ならパワハラ?の師弟関係?②

先回は私の師匠について書きましたが、不肖 の弟子だった私にも、4人の弟子がいます。もしかしたら、本人たちは弟子だとは思っていないかも知れませんがね。そんなこともあるので、名前はイニシャルで書かせていただきます。 ■不肖の弟子が教えた、4人の弟子…

今ならパワハラ?の師弟関係?①

その昔、私が新人コピーライターだった時のお話です。新卒で入社したナショナル宣伝研究所(通称:ナショ研)の先輩コピーライターから「明日の朝までにコピーを100本は書いてこいよ!」と言われるのは当たり前。 いざ必死で100本書いたコピーを見せると「ダ…

コピーは足で書け!

もちろん、鉛筆やペンを足の指に挟んでコピーを書くことではありません。私がコピーライターになった80年代には、当然インターネットなどはなく、コピーを書くための参考資料は、本屋や図書館に足を運んで探すんです。 実際、私は広尾の中央図書館と国会図書…

ペンだこは、コピーライターの証。

まずコピーライターになって入社時に会社から渡されたのは『名刺』、『社章』、『2Bの鉛筆』、『社名の入った原稿用紙』です。名刺に“制作部コピーライター”と書かれているのを見て、本当に嬉しかったことを思い出します。 はじめはキャッチフレーズも、ボデ…

80年代コピーライターブームの洗礼②

あれは確か就活中の11月初旬、ゼミの教授に呼び出され、その帰りに大学の求人掲示板で見つけた“名も知らぬ広告代理店X”に履歴書を送った翌日のことだったと思います。コピーライター養成講座にいくと、事務局から『ナショナル宣伝研究所(通称:ナショ研)』…

80年代コピーライターブームの洗礼①

私が広告業界を志したきっかけは、80年代に巻き起こったコピーライターブームです。就職活動を控えた大学4年生になる春、就職読本を読んで「広告の文章を考える仕事か…これこそ天職だ!」という根拠のない自信から、宣伝会議コピーライター養成講座に通いは…

再びブログをはじめます。

もう20年以上前になりますでしょうか…広告代理店を辞めて独立し、会社を立ち上げた頃、ネットに詳しい後輩にアドバイスを受けながら、せっせとブログを書いておりました。 しかし、忙しさにかまけて、いつしか書くのをやめてしまい、何ともはやコピーライタ…